「登山を始めたばかりだけど、そろそろ有名な山にも行ってみたい」
「初心者におすすめの登山スポットって、どこなんだろう?」
「いきなり長い登りや本格的な高山は不安……」
そんな登山初心者さんにおすすめなのが、ロープウェイ・山岳バス・リフトを使って行ける絶景の山です。
登山というと、長い登りを何時間も歩いて山頂を目指すイメージがあるかもしれません。でも、山によってはロープウェイや山岳バスを使うことで、標高の高い場所まで一気にアクセスできます。
つまり、登山で大変な「長いアプローチ」や「大きな標高差」を少しカットしながら、山の非日常や絶景を楽しめるということです。
登山初心者が次のステップに進むなら、いきなりハードな山へ挑戦するより、交通機関を上手に使って絶景を楽しむ山歩きがおすすめです。
この記事では、登山歴13年のちぃとかめぴが、初心者におすすめの登山スポット、ロープウェイ・山岳バス登山の魅力、注意点、持っていきたい装備をまとめます。

登山を始めた頃って、有名な山に行ってみたい気持ちはあるけど、「まだ早いかな?」って不安になるよね?

そんなときは、ロープウェイや山岳バスを使える山から始めるのがおすすめ。無理なく絶景を楽しめるので、山歩きがもっと好きになります。
この記事を読んでわかることは、次の5つです。
- 登山初心者にロープウェイ登山がおすすめな理由
- 初心者でも楽しみやすい絶景登山スポット
- ロープウェイ・山岳バスを使う登山の注意点
- 高い山へ行く前に準備したい装備
- 初心者が次のステップへ進む考え方
初心者におすすめの登山は「標高差を減らせる山」
登山初心者が有名な山や標高の高い山へ行くとき、一番大きな壁になるのが体力です。
標高差が大きい山は、登りだけでもかなり疲れます。さらに下りでは膝や太ももに負担がかかるので、慣れていない人には思った以上にハードです。
そこで使いたいのが、ロープウェイ・山岳バス・リフトです。
こうした交通機関を使える山なら、標高の高い場所まで一気に移動できます。歩く距離や標高差を抑えながら、普段の低山では見られないような景色を楽しめるのが大きな魅力です。
私たちも登山を始めた頃、いきなり長い縦走や本格的な高山へ挑戦したわけではありません。近場の低山を歩きながら少しずつ慣れて、その次のステップとして出会ったのが、ロープウェイや山岳バスを使った山歩きでした。
高い山の空気、見晴らし、遠くまで広がる山並み。そういう景色を無理のない範囲で体験できたことで、山歩きがもっと好きになりました。
ロープウェイ・山岳バス登山が初心者に向いている理由
①長い登りを短縮できる
高く大きな山は樹林帯を抜けた先の景色や、山頂の絶景を楽しむために、登山口からの長いアプローチと樹林帯の登りって、山登り初心者のうちはとても大変で体力をかなり消耗します。「もう登山なんてこりごりだ~…」なんて、心が折れてしまっては元も子もありません。
ロープウェイや山岳バスを使えば、山の麓~絶景が広がる地点までの長いアプローチや登りを大幅に短縮できます。
山頂までのすべてを楽にできるわけではありませんが、スタート地点の標高が高くなるだけで、体力的な負担はかなり変わり、「山の景色の良いとこどり」もできます。
「高い山の絶景は楽しみたいけど、まだ体力に自信がない」という人には、とても相性の良い登山スタイルです。
②短時間で高山の景色を楽しめる
ロープウェイや山岳バスで標高を上げると、到着した時点ですでに普段とは違う景色が広がっていることがあります。
森林限界に近い景色、広い稜線、高山植物、遠くの山並み。低山とはまた違う、スケールの大きな山の魅力を、乗物から降りた瞬間から感じられます。
そして、1〜2時間ほど歩くだけでも「来てよかった」と思える絶景に出会えることがあります。

③観光地として整備されている場所が多い
ロープウェイや山岳バスがある山は、観光地として整備されている場所も多いです。
売店、トイレ、休憩所、展望台などがある場所なら、初めてでも安心感があります。山頂まで行かなくても、駅周辺や散策路だけで十分楽しめる場所もあります。
体力や天気に合わせて「今日は散策だけにする」「途中まで歩いて引き返す」という選択がしやすいのも、初心者には大きなメリットです。

山頂まで行かなくても、ロープウェイの駅周辺を散策するだけで楽しい場所もあります。無理しない選択ができるのは大事ですね。
ただし「ラク=安全」ではない|初心者が気をつけたいこと
ロープウェイや山岳バスを使うと、登山の負担はかなり減らせます。ただし、楽にアクセスできることと、安全に歩けることは別です。
標高の高い場所は、平地よりも気温が低く、天気も変わりやすくなります。観光地として整備されている場所でも、登山道に入るなら最低限の装備と準備は必要です。
特に注意したいのは、以下のポイントです。
- 天気予報を必ず確認する
- 歩くコースとコースタイムを事前に調べる
- レインウェア・防寒着・飲み物・行動食を持つ
- 登山靴または歩きやすい靴を選ぶ
- 無理に山頂を目指さない
- 一番体力がない人にペースを合わせる
- 運行状況・通行止め・最終便の時間を公式サイトで確認する
特に大事なのが、最終便の時間です。ロープウェイやバスで上がった場所は、帰りもその交通機関に頼ることが多いです。最終便に乗り遅れると大きなトラブルになるので、必ず事前に確認しておきましょう。
高い場所に着いたら、すぐ歩き出さずに少し休もう
ロープウェイやバスで一気に標高を上げると、身体がまだ高い場所に慣れていないことがあります。
到着してすぐに歩き出すのではなく、まずは少し休憩しましょう。景色を見たり、トイレを済ませたり、コースを確認したりしながら、身体を慣らしていくのがおすすめです。
私たちは、標高の高い場所に着いたら、まず30分くらいゆっくり過ごすことが多いです。メンバー全員の体調を確認してから歩き出すと、気持ちにも余裕が出ます。

ロープウェイを降りた瞬間から景色がすごいので、焦って歩き出さなくても大丈夫。まずは景色を楽しみながら、身体を慣らしましょう。
初心者におすすめの登山スポット7選|ロープウェイ・山岳バスで行ける絶景の山
ここからは、私たちが実際に行ったことのある場所や、初心者のステップアップに向いている場所を紹介します。
どの場所も魅力的ですが、季節や天候、運行状況によって難易度は変わります。出発前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
| スポット | 使える交通機関 | 初心者向けポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 乗鞍岳 | 山岳バス | 高い標高まで一気にアクセスでき、非日常感が強い | 高所なので天候変化と体調管理に注意 |
| 木曽駒ヶ岳 | ロープウェイ | 千畳敷カールの絶景を楽しめる | 人気が高く混雑しやすい。登山道は急登や岩場もある |
| 上高地 | シャトルバス・路線バス | 大正池・河童橋・明神池など散策中心でも楽しめる | 登山ルートに入る場合は装備が必要 |
| 北八ヶ岳 | ロープウェイ | 坪庭散策から北横岳方面まで段階的に楽しめる | 標高が高く、季節によっては防寒対策が必要 |
| 新穂高 | ロープウェイ | 北アルプスの迫力を手軽に感じられる | 登山道に入る場合は初心者だけで無理をしない |
| 伊吹山 | ドライブウェイ | 山頂付近のお花畑散策を楽しみやすい | 風が強い日や天候悪化に注意 |
| 剣山 | 登山リフト | 四国で初心者も挑戦しやすい百名山のひとつ | 山頂まで歩く場合は登山装備が必要 |
①乗鞍岳|山岳バスで高山の世界へ
乗鞍岳は、山岳バスを使って標高の高い場所までアクセスできる山です。バスを降りた時点で、すでに高山らしい空気と景色を味わえます。

剣ヶ峰を目指す場合、コースタイムの目安は約1時間半ほど。ただし標高が高いので、普段の低山よりも息が上がりやすいです。無理せず、ゆっくり歩くことが大切です。
高い山の雰囲気を味わいたい初心者には魅力的ですが、天候が崩れると一気に寒くなります。晴れていてもレインウェアと防寒着は持っていきましょう。
②木曽駒ヶ岳|ロープウェイで千畳敷カールの絶景へ

木曽駒ヶ岳は、ロープウェイで一気に千畳敷まで上がれる人気の山です。ロープウェイを降りた瞬間に広がる千畳敷カールの景色は、かなり迫力があります。
「木曽駒ヶ岳 ロープウェイ」で調べる人が多いのも納得できるほど、アクセスと絶景のバランスが良い場所です。登山初心者でも、高山らしい景色を体験しやすいのが魅力です。
ただし、駒ヶ岳まで歩く場合は急登や岩場も出てきます。初心者だけで不安な場合は、無理に山頂を目指さず、千畳敷周辺の散策から楽しむのも良いと思います。
③上高地|散策だけでも大満足できる北アルプスの玄関口

上高地は、登山初心者にもおすすめしやすい場所です。大正池、河童橋、明神池など、散策中心でも十分に楽しめます。
本格的な登山をしなくても、北アルプスの雰囲気を感じられるのが上高地の魅力です。まずは散策から始めて、山の空気に慣れるのにも良い場所だと思います。
歩道が整備されている場所も多いですが、長く歩けばそれなりに疲れます。歩きやすい靴、飲み物、防寒着は用意しておくと安心です。
私たちがおすすめするのは、開山前の上高地!比較的すいてて快適に歩けますよ!→【2026年最新】開山前の上高地をハイキング!登山歴13年夫婦が教える楽しみ方
④北八ヶ岳ロープウェイ|坪庭散策からステップアップしやすい
北八ヶ岳ロープウェイは、初心者が段階的に山歩きを楽しみやすい場所です。ロープウェイで上がった先には坪庭があり、まずは散策だけでも楽しめます。
慣れてきたら北横岳方面へ歩くなど、体力に合わせてコースを選べるのも魅力です。ただし標高が高いので、季節によっては防寒対策をしっかりしておきましょう。
私たちは三ツ岳・雨池山方面を歩いたことがありますが、岩が多い場所もあり、コースによっては初心者向きとは言い切れません。まずは坪庭散策や北横岳など、無理のないコースから選ぶのがおすすめです。
⑤新穂高ロープウェイ|北アルプスの迫力を感じたい人へ
新穂高ロープウェイは、北アルプスの迫力を手軽に感じられる場所です。ロープウェイからの景色も素晴らしく、展望台だけでも十分に非日常感があります。

登山道に入って西穂高山荘方面を目指す場合は、初心者だけで無理をしないほうが安心です。天候や体力、時間に余裕を持って計画しましょう。
展望台や駅周辺だけでも楽しめるので、「まずは北アルプスの雰囲気を感じてみたい」という人にも向いています。
⑥伊吹山ドライブウェイ|お花畑散策が楽しい

伊吹山は、ドライブウェイを使って山頂近くまでアクセスできる山です。山頂付近にはお花畑が広がり、季節によってさまざまな植物を楽しめます。
歩行時間を抑えながら高い場所の景色を楽しみたい人に向いています。ただし、山頂付近は風が強いこともあるので、防寒着やレインウェアは持っておきたいです。
山頂周辺の散策路でも、天気が変わると一気に寒く感じることがあります。観光気分で行ける場所ではありますが、足元と防寒対策は油断しないようにしましょう。
⑦剣山|リフトを使って挑戦しやすい四国の名山
四国の剣山は、日本百名山のひとつですが、登山リフトを使えば初心者でも挑戦しやすくなります。
リフトで標高を上げられるので、山頂までの負担を抑えやすいのが魅力です。山頂付近は開放感があり、天気が良ければ気持ちの良い稜線歩きを楽しめます。
ただし、リフトを使っても山頂まで歩くなら登山です。天気の急変や風、足元のぬかるみなどに備えて、レインウェア・防寒着・歩きやすい靴は用意しておきましょう。
「百名山に行ってみたいけど、いきなり本格的な山は不安」という人にとって、剣山は候補にしやすい山のひとつです。
剣山の体験記はこちら→徳島県・剣山の山歩き 春の開山祭にも飛び込み参加!四国の百名山へドライブ旅
ロープウェイ登山に持っていきたい装備
ロープウェイや山岳バスを使う山歩きでも、登山道に入るなら最低限の装備は必要です。
観光だけなら普段着でも楽しめる場所はありますが、「少しでも登山道を歩く」なら、以下のような装備を用意しておくと安心です。
| 装備 | 理由 |
|---|---|
| レインウェア | 高い山は天気が変わりやすく、雨や風への備えが必要 |
| 防寒着 | 標高が上がると気温が下がるため、夏でも冷えることがある |
| 飲み物 | 脱水対策。売店があっても必ず自分でも持つ |
| 行動食 | 疲れたときのエネルギー補給に必要 |
| 歩きやすい靴 | 登山道は石や段差があり、スニーカーでは不安な場所もある |
| 帽子 | 日差し・寒さ対策に役立つ |
| 地図アプリ・紙地図 | コース確認と現在地確認のため |
| モバイルバッテリー | スマホの電池切れ対策 |
装備に不安がある場合は、まずは駅周辺の散策や短いコースから始めるのがおすすめです。登山は「行けるところまで行く」よりも、「安全に帰ってくる」ことが一番大切です。
初心者がステップアップするなら、まずは近場の低山も大切
ロープウェイ登山は初心者にもおすすめですが、まったく山に慣れていない状態でいきなり高い場所へ行くより、まずは近場の低山で歩く練習をしておくと安心です。
登りで息が上がる感覚、下りで膝に負担がかかる感じ、休憩のタイミング、汗をかいた後の冷え。こうしたことは、実際に歩いてみないとわかりません。
近所に何度も歩ける「ホームマウンテン」があると、登山の基礎体力をつけやすくなります。
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次のステップは、装備を少しずつ整えること
ロープウェイや山岳バスを使った山歩きで「もっと山に行きたい」と思ったら、少しずつ装備を整えていきましょう。
最初から全部そろえる必要はありません。まずは靴、レインウェア、ザックなど、安全に関わるものから優先していくと失敗しにくいです。
装備が整い、歩くことに慣れてきたら、少しずつ歩行時間の長い山や標高差のある山にも挑戦しやすくなります。
まとめ|初心者におすすめの登山は「安全に感動できる山」から
登山初心者が有名な山や高い山に挑戦したいとき、いきなり長い登りや本格的な縦走を選ぶ必要はありません。
ロープウェイ・山岳バス・リフトを使えば、体力の負担を抑えながら、標高の高い場所の空気や絶景を楽しめます。
もちろん、登山道に入るなら装備と準備は必要です。天気、コース、最終便、体調を確認しながら、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
初心者におすすめの登山は、「がんばりすぎる登山」よりも、「安全に感動できる登山」です。
まずはロープウェイや山岳バスを上手に使って、山の非日常を味わってみてください。きっと、次の山歩きがもっと楽しみになります。

最初から無理に山頂を目指さなくても大丈夫。景色を見て、おにぎりを食べて、楽しく帰ってくる。それだけでも立派な山歩きです。
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