「トレッキングポール、初心者でも必要?どれを選べばいいかわからない…」
種類が多すぎて何を基準に選べばいいのか、値段の差は何なのか、そもそも本当に効果があるのか。そんな疑問を持っていませんか?

登山を始めた頃、装備不十分でいきなり富士山にチャレンジして膝をひどくやられました…。あの時トレッキングポールを持っていれば…と今でも思います。
こんにちは!登山歴13年、体力に自信はないけれど山をのこのこ歩き続けている「ちぃとかめぴ」です。
私たちは10年以上トレッキングポールを使い続けてきました。最初は安価なモデルから始め、今はLEKIとモンベルを愛用しています。実際に使い続けてきた経験をもとに、初心者が最初の1本で失敗しないための選び方をお伝えします。
この記事でわかること
- 初心者がトレッキングポールを選ぶ時の3つのポイント
- 手を添えるだけで足の負担が3kg減る実証データ
- 13年使い続けた夫婦が選ぶおすすめ3選
- 初心者がやりがちな失敗と正しい使い方
先に結論を言うと、初心者こそトレッキングポールが必要です。足腰、膝が強い人より、膝に不安を抱える人・体力に自信がない人ほど、ポールが山歩きの安心感を大きく支えてくれます。
トレッキングポールは初心者にこそ必要な理由
大きなザックを背負い、軽快にポールを突いて颯爽とあるく登山者を見たことがある人は多いと思いますが、「ポールは上級者が使うもの」と思っていませんか?実は逆です。
登山に慣れていない初心者ほど、足腰への負担が大きく、特に下りで膝を痛めやすい。体力の消耗も早い。そんな状態でポールなしで歩くのは、かなりリスクが高いです。

登山3年目の頃、立山の山小屋で「杖なんてつくようじゃまだまだだ」とベテランさんに言われたことがあります。でも「修行に来てるわけじゃないし!」と心の中で思ってました(笑)。
ポールは「甘え」ではありません。足・膝・腰への負担を分散して、山歩きを安全に長く楽しむための道具です。初心者が早い段階からポールを使いこなせるようになると、登山の楽しさが全然変わります。
手を添えるだけで足の負担が3kg減る|体重計で実証しました
「ポールって本当に効果があるの?」と疑問に思う方のために、私たちが実際に体重計で測った結果をお見せします。
トレッキングポールに手を置いた状態で体重計に乗せると、2〜3kgの数値を示します。

⇧トレッキングポールに手を置いて体重計に乗せた結果。2〜3kgを示しています⇧
つまり、ポールを地面に突いている瞬間、足にかかる重さが2〜3kg軽くなっているということです。
「たった3kg?」と思うかもしれませんが、3kgのダンベルを持ちながら何時間も歩くことを想像してみてください。一歩ずつの積み重ねが何千歩・何万歩になるほど、この差は大きくなります。
特に下りでは、体重と荷物の総重量の3〜5倍の衝撃が膝にかかると言われています。ポールで少しでも分散できれば、下山後の膝の痛みが大きく変わります。
初心者がトレッキングポールを選ぶ時の3つのポイント
種類が多くて迷いやすいトレッキングポール。初心者が最初に見るべきポイントは3つだけです。
ポイント①:伸縮式を選ぶ
トレッキングポールには伸縮式と折りたたみ式があります。初心者には伸縮式がおすすめです。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 伸縮式 | 長さ調整が簡単・扱いやすい | 初心者・長さをこまめに変えたい人 |
| 折りたたみ式 | 収納時にコンパクト | 電車移動・軽量重視の人 |
登り・下りで長さを変える練習をするためにも、調整しやすい伸縮式から始めるのがベストです。
ポイント②:アルミ製から始める
素材はカーボンとアルミの2種類が主流です。
| 素材 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| アルミ | 丈夫・価格を抑えられる | カーボンより少し重い |
| カーボン | 軽くて長時間持ちやすい | 価格が高め・強い衝撃に注意 |
アルミ製でも「重い!」という訳ではないので、最初の1本はアルミ製で十分です。
使い方に慣れてから必要性を感じたり、予算に余裕がある人は、より軽いカーボン製を検討しましょう。
ポイント③:グリップの形状で用途を決める
グリップはI型(ストレート)とT型の2種類があります。
- I型グリップ:2本持ちでリズムよく歩くスタイルに向いている。LEKIなどが代表的。
- T型グリップ:1本持ちや下りでしっかり握り込みたい人に向いている。モンベルの2WAYグリップが代表的。

ボクは2本持ちの時はLEKI(I型)、1本だけ持つ時はモンベル(T型)と使い分けています。
登山13年夫婦が選ぶ初心者おすすめトレッキングポール3選
※価格や在庫は変わりやすいので、購入前に必ずAmazon・楽天・公式サイトで最新情報を確認してください。
①しっかり使いたい人:LEKI(レキ)クレシダ
トレッキングポールといえばLEKI(レキ)。強度と重さのバランスが絶妙で、長時間使っても疲れにくいです。かめぴが2本持ちの時に10年以上愛用しているモデルです。
グリップが握りやすく、ストラップの使い心地も良い。少し価格は高めですが、長く使える信頼感があります。
②1本持ち・下りの安定感重視:モンベル 2WAYグリップ アンチショック
T型グリップで上から握り込めるモンベルのポール。1本だけ持っていく時や、下りでしっかり体を支えたい時に重宝します。

⇧T字のポールだと、しっかり握り込めるので、下りの時により安定します。
アンチショック機能で着地の衝撃を吸収してくれるため、杖を突く際の手首等への反動も軽くなり、長時間使用しても疲れにくいです。
⇧モンベルはAmazon・楽天で定価より高い場合もあります。公式店舗や公式オンラインショップの価格も確認するのがおすすめです。⇧
③まずは試してみたい人:DABADA(ダバダ)アルミ製トレッキングポール
「高いものを買って失敗したくない」「まず試してみたい」という方におすすめのコスパモデルです。アルミ製で軽量、2本セットでこの価格帯は初心者の入門にぴったりです。
ただし、安すぎるものは長さ調整部分がゆるみやすいことも。レビュー等で使用感や「長さ固定がしっかりできるか」をしっかり確認してから購入しましょう。
初心者がやりがちな失敗と正しい使い方
ポールを買っても使い方を間違えると、効果が出ないどころかかえって危険になることがあります。私たちが実際にやらかした失敗を正直にお伝えします。
失敗①:足元への意識が散漫になって転倒
「次はどこにポールを突こう?」と考えすぎて、肝心の足の着地点がおろそかになり、浮石に足をとられてバランスを崩して転倒したことがありました。
対策:まず足を置く場所を確認してから、その近くにポールを突く。ポールより足元が主役です。
失敗②:ポールに体重をかけすぎて滑って転倒
膝の負担を減らしたくて、ポールにぐっと体重をかけたら、湿った岩でポールがツルッと滑り、派手に転倒してしまいました。
対策:ポールはあくまで補助。重心を支えるのは足。ポールに頼りすぎない。
下りのコツ:「両手同時」や、後ろの足側に突くのも有効
急な下りや段差が大きい場所では、左右交互のリズムにこだわらず、両方のポールを先に突いてから足を下ろす方法も使えます。

特に膝が不安な人は、段差の下に足を下ろす前にポールで軽く支えを作ると、着地の怖さがやわらぎます。
ただし、ポールに全体重を預けすぎるのは禁物です。ポールはあくまで補助。足元を見て、足でしっかり着地することが大前提です。
後ろに残す足の方にポールをついて、足を下すと、体勢が前のめりになりにくく、重心も支えるので、こちらが楽だという意見もあります。

私も試してみましたが、これ、かなり良い感じでした!ぜひやってみて下さい。
長さの決め方・ストラップの通し方など使い方の詳細はこちら → 【図解】トレッキングポールの長さ・使い方・選び方完全ガイド|登山歴13年夫婦が教える
まとめ|初心者こそ早めにポールを使い始めよう
トレッキングポールのおすすめと選び方について、13年の実体験をもとにまとめました。
大切なポイントを振り返ります。
- 初心者こそポールが必要。足腰への負担を一歩ずつ分散できる
- 手を添えるだけで足の負担が2〜3kg減る(体重計で実証済み)
- 選ぶ時は「伸縮式・アルミ・グリップ形状」の3点を確認
- まず試すならDABADA、長く使うならLEKI、1本持ちはモンベル
- ポールはあくまで補助。足元確認を最優先に

「もっと早くから使えばよかった」と思うのがポールです。初心者のうちから使い方に慣れておくと、山歩きが全然変わりますよ。

初心者の時にポールを使わなかったことで痛い目をみた、そんな僕からのアドバイスです(苦笑)ポールがあれば山歩き後半の余裕が全然違います。ぜひ試してみてください!
ポールのお守り効果・護身用としての活用法はこちら → 【登山13年の本音】トレッキングポールはいらない?お守りとして絶対持っていく理由
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