「トレッキングポール、荷物になるだけじゃない?低山ならいらないでしょ。」
そう思って、ポールをザックに入れずに出発したことはありませんか?

上高地でサルに絡まれた時、ポールを持っていたちぃはサルに手を出されなかったのに、素手だった僕は足をタッチされました。あの時ばかりは「持ってくればよかった…」と後悔しました。
こんにちは!登山歴13年、のこのこ山を歩き続けている「ちぃとかめぴ」です。
私たちは低山でも必ずトレッキングポールを持っていきます。理由は歩行補助だけではありません。ポールは「転ばぬ先の杖」であり、もしもの時の「お守り」でもあるからです。

この記事では、歩行補助以外のトレッキングポールの意外な活用法と、「いらないかも」と思っている方へのリアルな答えをお伝えします。
この記事でわかること
- トレッキングポールが「いらない」と言われる理由と私たちの答え
- 護身用・添え木・シェルター代わりなど意外な活用法4選
- 上高地でのサル遭遇リアル体験談
- 低山でも必ず持っていく理由
先に結論を言うと、トレッキングポールは「歩行補助」だけでなく「命を守る多機能ツール」です。低山でも、荷物になると感じても、私たちが必ず持っていく理由がここにあります。
「トレッキングポールはいらない」は本当?
「ポールなんて必要ない」という意見は確かに存在します。足腰が強く、膝に不安がない人なら、歩行補助という意味では不要かもしれません。
しかし、私たちが13年山を歩いてきて感じるのは、ポールの価値は「歩行補助」だけではないということです。
野生動物との遭遇、転倒・骨折、道迷いによるビバーク…山では予測不能なことが起きます。その時にポールがあるかどうかで、状況が大きく変わることがあります。
「今日は使わないかもしれないけど、持っていく。」それがお守りとしてのトレッキングポールの価値です。
トレッキングポールのメリット・デメリットを詳しく知りたい方はこちら → 【初心者必見!】トレッキングポールは必要⁉メリット・デメリットを詳しく解説!
「歩行補助」だけじゃない!トレッキングポールの意外な活用法4選
活用法①:野生の生き物との距離を保つ「護身用」として
山では思いがけず野生動物と遭遇することがあります。素手で対峙するのは怖いですし、危険です。そんな時、手にポールを持っているだけで大きな安心感につながります。
【上高地での体験談】橋の上でおサルと遭遇!

以前、上高地の橋の上を歩いていた時のことです。野生の猿が橋の反対側から渡ってきました。
その時、ちぃはトレッキングポールをとっさに自分とサルの間に構えてゆっくりすれ違い、事なきを得ました。
一方、素手だったかめぴは足早に横を通り抜けようとした瞬間、おサルが足にタッチ!「わぁっ⁉」とビックリして飛びずさり、サルもすぐに離れていきましたが…

ちぃと通りすがりの外国人は笑ってましたが(笑)。小柄なちぃがポールを構えただけで猿が手を出さなかったのを見て、ポールの抑止力を実感しました。
【安全確認に活用】ヘビがいないか確認したり、熊鈴代わりに打ち鳴らしたり
山歩きをしていると、季節によってはコース内でも藪や高い草が茂って足元が見えにくい場所もあります。万が一ヘビなどがいたらと思うと心配ですよね。
いきなり足を突っ込むのではなく、ポールで前方を突いて、慎重に進むと安心です。

また、ツキノワグマに遭遇した男性がキノコ採り用の棒を振り回して追い払ったというニュースも。素手よりポールがあった方が、いざという時の心強さが全然違います。
もちろん熊とは遭遇しないことが一番。私たちはクマ鈴をつけたり、スマホで音楽を鳴らしたり、2人で話しながら歩いたりと対策をしていますが、熊鈴を忘れた時の代用として、ポール同士を「カチカチ」と打ち鳴らして音を出すのも有効と聞き、時々実践しています。
活用法②:骨折・捻挫の時の「添え木(副木)」代わり
万が一の話ですが、転倒による骨折や重度の捻挫をした時の添え木として活用できます。

足が折れてしまったら自力下山は不可能ですが、救助を待つ間、患部を固定する必要があります。真っ直ぐで頑丈なポールを患部に当て、手ぬぐいやテーピングで固定することで、痛みを和らげ、患部の悪化を防ぐことができます。
ちょうどよい木の枝を探すより、手元にあるポールを使う方が確実で早いです。
活用法③:道に迷った時の「簡易シェルター」の柱として
道に迷ってビバーク(緊急野営)が必要になった時、雨風をしのぐシェルターの柱としてポールが役立ちます。

「ツェルト(簡易テント)」や「エマージェンシーシート」をポールで支えることで、一人が入れる即席シェルターを作れます。ただ被るだけより空間ができるため、低体温症のリスクを大きく減らせます。
ツェルトやエマージェンシーシートと合わせて持つと、いざという時の安心感が格段に上がります。
活用法④:足元の安全確認(地面の深さ・強度チェック)
これは地味ですが、私がよくやる活用法です。落ち葉が積もって地面が見えない場所、ぬかるみ、渡渉(川渡り)で「ここ踏んで大丈夫かな?」という時、足を置く前にポールで「ツンツン」と確認します。
- 「見た目より深いな」
- 「この石はグラグラ動くな」
- 「ここは底なし沼みたいに沈むぞ」
これらを事前に察知できるだけで、転倒や靴の水没を未然に防げます。夏の雪渓歩きでも、ポールで雪の固さを確認しながら進むと安心感が違います。
低山でも必ず持っていく理由|お守り効果のまとめ
「今日は低山だから」「荷物を軽くしたいから」と、ポールを置いていきたくなる日もあります。
でも私たちは、これらのお守り効果を考えて、低山でも必ずポールを持っていきます。
| 場面 | ポールの役割 |
|---|---|
| 野生動物との遭遇 | 護身・抑止力として |
| 骨折・捻挫 | 添え木(副木)代わりに |
| ビバーク(緊急野営) | シェルターの柱として |
| ぬかるみ・渡渉・雪渓 | 地面の安全確認として |
| 熊鈴を忘れた時 | ポールを打ち鳴らして代用 |

普段は使わない人も一本ザックに差しておけば邪魔にもなりません。それだけで、もしもの事態への備えになりますよ!
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まとめ:「転ばぬ先の杖」、そして「様々なリスクから守る杖」
トレッキングポールは単なる歩行補助具ではなく、山での「多機能なお守り」です。
大切なポイントを振り返ります。
- 膝が強くてもポールが不要とは限らない。護身・安全確認など「歩行補助以外」の価値がある
- 野生動物・捻挫や骨折・ビバーク・ぬかるみなど、もしもの場面でポールが命綱になることがある
- 低山でも、「今日は使う必要のないコースかな」と思っても持っていくことで、万が一の際の「お守り効果」がある

あのサル事件以来、低山でも必ずポールを持っていくようになりました。使わない日もありますが、それがお守りというものだと思っています。
正しい長さ・使い方・選び方の完全ガイドはこちら → 【図解】トレッキングポールの長さ・使い方・選び方完全ガイド|登山歴13年夫婦が教える
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