アウトドアを趣味にするなら、いつかはやってみたいテント泊のキャンプ。
でも、いざやろうと思うと迷いますよね。「初めてはどこがいい?」「車で行ける?」「どのくらい大変なの?」
こんにちは!登山歴13年、のこのこ山を歩き続けている夫婦ブロガー「ちぃとかめぴ」です。夫婦二人で小さなテントを買い、最低限の道具でいろいろなキャンプ場を回ってきました。
この記事では、実際に泊まって「ここは良かった」と感じた3つのキャンプ場を、難易度順にご紹介します。
- ★ 平湯キャンプ場(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷)…テント泊デビューに最適
- ★★ 霧ヶ峰キャンプ場(長野県諏訪市)…荷物を運ぶ練習にちょうどいい高原
- ★★★ 雷鳥沢キャンプ場(富山県立山町)…標高2,277m、憧れの絶景テント場
この順番に挑戦していくと、無理なくステップアップできます。記事の後半には、残念ながら閉鎖してしまったキャンプ場の話も番外編として書いています。
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3つのキャンプ場を比較しました【難易度順】
まずは一覧で。忖度なく、主観と独断で比べています。
| ★平湯 | ★★霧ヶ峰 | ★★★雷鳥沢 | |
| 場所 | 岐阜県高山市 奥飛騨温泉郷 | 長野県諏訪市 ビーナスライン沿い | 富山県立山町 室堂エリア |
| 標高 | 約1,300m | 約1,600m | 約2,277m |
| 車の乗り入れ | ◎テント横まで可 | △駐車場から荷物を運ぶ | ✕室堂から徒歩約1時間 |
| 料金 | 入場料700円+駐車1,000円 (繁忙期1,500円) | テント800円〜+施設利用料200円 駐車場無料 | 1泊1名1,000円 |
| お風呂 | ◎徒歩10分で温泉 | △車で数キロ | ◎徒歩すぐの山小屋で温泉 |
| 食事 | ◎徒歩圏に食事処 | △持参が基本 | 〇山小屋で購入可 |
| 雰囲気 | 大木の森。落ち着く | 開放的な高原 | 立山連峰の絶景 |
| 気になる点 | △焚き火の煙。国道の音 | △荷物運搬。鹿の糞 | △帰りの登り返し。強風 |
| セットで登れる山 | 上高地・乗鞍・新穂高へ(北アルプス南部) | 車山(百名山) | 立山三山・剱岳(北アルプス北部) |
※2026年7月時点の情報です。最新の料金は各キャンプ場の公式サイト等でご確認ください。

いちばん大きな違いは「車をテントの横まで乗り入れられるかどうか」。ここで大変さがまったく変わってくるよ♪
★ 平湯キャンプ場|テント泊デビューはここから

奥飛騨温泉郷の玄関口、平湯温泉にあるオートキャンプ場です。安房峠トンネルを北に抜けると景色がガラッと変わり、「リゾートに来た」というワクワクが盛り上がります。
最初の1回にこれ以上向いた場所はないと思っています。理由は3つ。
- 車をテントの横まで乗り入れられる…荷物を運ぶ苦労がゼロ。道具を積めるだけ積んでいけます
- 徒歩10分で源泉かけ流しの温泉…「ひらゆの森」の割引券が管理棟で買えます
- 忘れ物をしても何とかなる…管理棟でキャンプ用品も薪も買えて、徒歩圏に食事処もあります
実際、私たちはテーブルを忘れたことも、食材をほぼ全部忘れたこともあります(笑)それでも困らなかったのが、この場所の強さです。
・正直なマイナスポイント:直火OKなのでみんなが焚き火をします。夕方から夜は場内が煙まみれになることも。焚き火好きには天国ですが、煙が苦手な方にはつらいかもしれません。国道が近いので車の音も多少あります。
料金・予約開始日・場所取りのコツ・天気の見方・実際に泊まったレポートは、専用記事で詳しく解説しています。
詳しくはこちら→【平湯キャンプ場】奥飛騨の聖地に泊まった正直レビュー|料金・予約・場所取りのコツ
翌日は上高地へ足を延ばすのもおすすめです→【2026年最新】開山前の上高地をハイキング!登山歴13年夫婦が教える楽しみ方
★★ 霧ヶ峰キャンプ場|荷物を運ぶ練習にちょうどいい高原

標高1,600m、ビーナスライン沿いの高原にある市営キャンプ場です。夏でも涼しく、料金もリーズナブル。広くて開放感があるので、混雑していても窮屈に感じません。
私たちがいちばん多くリピートしているキャンプ場です。平湯との一番の違いは、駐車場からテント場まで荷物を自分で運ぶこと。ここが「次のステップ」になります。

距離は短いので大変ではありませんが、「荷物をまとめて運ぶ」という経験ができるのが大きいです。これができれば、雷鳥沢のような本格的なテント場も見えてきます。
そして最大の魅力が、テントを張ってひと休みしたら、そのまま百名山の車山に登れること。「キャンプもしたいし山も登りたい」という欲張りが1泊で叶います。
・正直なマイナスポイント:野生動物がいるので、時期や場所によっては鹿の糞が多いことも。ファミリーが多くにぎやかなので、静かにこもりたい方には向かないかもしれません(逆に言えば、寂しさはありません)。
※2026年度から指定管理者制度が導入され、料金体系が変わりました。ネット上の古い料金情報にはご注意ください。
料金・予約・混雑状況・持ち物・実際に泊まったレポートは、専用記事で詳しく解説しています。
詳しくはこちら→【霧ヶ峰キャンプ場】標高1600mの高原テント泊レポ|料金・予約・混雑を13年夫婦が解説
霧ヶ峰は愛犬と歩くのにも良い場所です→【愛犬と霧ヶ峰ハイキング!】犬連れ登山を楽しむための必要アイテムと心得え
★★★ 雷鳥沢キャンプ場|いつかは、この絶景のテント場へ

標高2,277m、立山連峰に囲まれたテント場です。日本で一番「絶景」に近いテント場のひとつだと思います。
ここは車で行けません。立山黒部アルペンルートで室堂ターミナルまで上がり、そこからテント泊装備を担いで約1時間歩きます。行きは下り、帰りは登り返し。ここが一気にハードルの上がるポイントです。
でも、その先に待っているのは格別の景色。テントから出た瞬間に立山連峰が広がるという体験は、ほかではなかなか味わえません。

しかも歩いてすぐの山小屋で温泉に入れます。標高2,000m超で温泉に入れるテント場は、そう多くありません。
・正直なマイナスポイント:帰りの登り返しがきついこと。天候の影響をまともに受けるので、寒さと強風への備えが必須です。アルペンルートの運賃もかかります。
料金・予約・アクセス・天気と寒さ対策・実際に泊まったレポートは、専用記事で詳しく解説しています。
詳しくはこちら→【雷鳥沢キャンプ場】立山テント泊レポ|予約・料金・アクセスを登山13年夫婦が解説
標高が高いので体調管理も大切です→高山病の対策と予防|なりやすい人・薬・酸素缶の真実を登山13年夫婦が解説
番外編|閉鎖してしまった入笠牧場キャンプ場のこと
この記事では以前、長野県伊那市の入笠牧場キャンプ場も紹介していました。私たちが人生で初めてテント泊をした、思い出の場所です。

ところが、牧場の閉鎖にともなって、キャンプ場も営業を終了してしまいました。現在、テント泊・車中泊はできません。
サルオガセが垂れ下がる静かな森、朝の鳥の大合唱。そして「なにもしない時間」がこんなに贅沢だと教えてくれた場所でした。とても残念です。
閉鎖の経緯と現状、そして初めてのテント泊の記録はこちらにまとめました。
詳しくはこちら→【閉鎖】入笠牧場キャンプ場は営業終了しました|現状と、初テント泊の思い出

好きな場所がなくなってしまうのは寂しいものですね。行きたいと思ったら、行けるうちに行っておくのが一番かもしれません。
テント泊デビューで失敗しないための5か条
13年の経験から、「最初に知っておきたかった」ことをまとめます。
- 最初は「車で乗り入れられるキャンプ場」を選ぶ…荷物を担いで歩くのは、その次で十分です
- トイレと水場があるところを選ぶ…これだけで安心感がまったく違います
- ほどよく人がいる場所のほうがいい…静かすぎると、初めての夜は逆に怖いです
- 食事は簡単なものでいい…凝った料理は2回目以降のお楽しみに
- 「なにもしない時間」を予定に入れる…実はこれが、テント泊のいちばんのごちそうです
装備の基本はこちらでまとめています→【登山 初心者の装備】何から揃える?”三種の神器”+あると安心な物を13年夫婦が解説
山でのごはんや行動食はこちら→【登山の行動食】おすすめは結局これ|13年間ザックに入れ続けた定番と山ごはんの思い出
よくある質問
まったくの初心者は、どこから始めればいい?
平湯キャンプ場をおすすめします。車をテントの横まで乗り入れられるので、道具を多めに持っていっても大丈夫。忘れ物をしても管理棟や周辺のお店で何とかなり、歩いて温泉にも行けます。「失敗しにくさ」がいちばん高い場所です。
道具を持っていなくても泊まれますか?
平湯キャンプ場にはバンガローと常設テントがあります。「キャンプに興味はあるけど道具がない」という方でも泊まれるので、まずはそこから試してみるのも良い方法です。
雷鳥沢に行けるようになるには?
この記事の順番どおり、平湯(車で乗り入れ)→ 霧ヶ峰(荷物を運ぶ)→ 雷鳥沢(担いで1時間歩く)と進むのがおすすめです。テント泊装備を背負って歩けるかどうかが分かれ目なので、霧ヶ峰で「運ぶ」経験を積んでおくと安心です。
夏でも寒さ対策は必要?
必要です。3つとも標高1,300m以上にあり、真夏でも朝晩は冷え込みます。霧ヶ峰では夏の夜が15℃くらい、雷鳥沢では一桁台まで下がることもあります。夏用の薄い寝袋だけだと朝方に震えることになるので、防寒着は必ず持っていきましょう。
キャンプと登山、両方楽しめますか?
3つすべて可能です。平湯は上高地・乗鞍・新穂高への玄関口、霧ヶ峰は百名山の車山がすぐ、雷鳥沢は立山三山や剱岳の拠点になります。「泊まって、翌日登る」という贅沢な過ごし方ができるのが、山のキャンプ場の魅力です。
獣対策、虫対策、は必要?
獣対策については、管理棟もあるので、万が一危険な獣を見かけたら、まずは身の安全を確保して管理者に連絡しましょう!虫対策については、あったほうが快適なので、持ち運べる蚊取り線香や虫よけアイテムがあると良いですね。
私たちが山歩きやキャンプに活用している、着るだけで虫対策になるスコーロンについて詳しい記事はこちらです。→【スコーロンは効果ある?】着る防虫を数年使った正直な感想
まとめ|自分のレベルに合った場所から始めよう
- ★平湯…車で乗り入れOK、温泉も食事処も徒歩圏。デビューに最適
- ★★霧ヶ峰…荷物運搬の練習に。涼しい高原で車山にも登れる
- ★★★雷鳥沢…標高2,277mの絶景。担いで1時間歩ける体力が必要
- どこも標高1,300m以上。夏でも防寒着は必須
- 料金やルールは変わるので、出発前に必ず公式サイトで確認を

いきなり難しいところに挑戦しなくて大丈夫!ひとつずつステップアップしていくのも、テント泊の楽しみのひとつだよ♪

ボクたちも最初はドタバタでした(笑)気負わず、まずは車で行ける平湯あたりから始めてみてください!
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