【富士登山 一泊二日】吉田ルートで山小屋泊&ご来光|初心者夫婦のリベンジ登頂記

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富士山頂付近でハイタッチする男女のイラスト のこのこ山歩(さんぽ)

めざすは、遥かなる富士山の山頂へ——。自称・史上最弱のベテラン山歩き夫婦「ちぃとかめぴ」が、8年越しのリベンジ富士登山に挑みます。

じつは私たち、初めての富士登山はジャージとスノボウェアという無謀な装備で挑み、本八合目で撤退(失敗)しています。その悔しさをバネに、今度こそ山頂へ。一泊二日・山小屋泊でのんびり登った、初心者夫婦のリベンジ体験記です。

ちぃ
ちぃ

絶景やルートの様子を写真たっぷりでお伝えします♪ どうぞ応援しながら読んでくださいね⭐

無謀すぎた1回目(撤退)の記録はこちら → 【富士登山の失敗談】ジャージとスノボウェアで挑んで撤退…初心者がやりがちな準備の間違い

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ちぃとかめぴ
この記事を書いたひと
ちぃとかめぴ

夫婦で、山歩きを楽しんでいます。
のんびり、のこのこ山歩き歴10年以上。
体力無くても膝が痛くても、体調管理と事前の準備、山を愛するココロがあれば、山を精いっぱい楽しむことができるって伝えたいです。

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8年越しのリベンジ|七夕の富士山へ出発

週末に有給が取れて、三日間のお休みになりました。「どこかの山小屋に泊まって、のんびり登ろうか」と話して選んだ行き先は——前回くやしい思いをした、あの富士山です。

じつはかめぴ、この夏は仕事が多忙で、長引いた風邪がやっと治ったばかりの病み上がり。山の天気もまだ梅雨明け前で微妙……。それでも山小屋を予約して、2017年7月7日、七夕の朝に張りきって出発しました。

中央道をドライブ。病み上がりのかめぴに代わって、超元気なちぃが張りきって運転です♪

登山口に到着すると、車もバスも人もめちゃくちゃいっぱい!外国から来た方もたくさんで、まるでお祭りのよう。さすが世界に名だたる日本一の山ですね。

この富士山は、2009年8月に私たちが初めて二人で登った思い出の山。あの頃は登山の知識もなく、ジャージに金剛杖というなんちゃって登山で、かめぴの膝が悲鳴をあげて撤退……。美しいご来光と星空は覚えているけれど、寒さと過酷さの記憶が強烈で、長いあいだ「再挑戦かぁ……うーん」と二の足を踏んでいたのでした。

かめぴ
かめぴ

今回はちゃんと装備も計画も整えてきたから大丈夫……のはず!苦しい登りだから荷物は軽めに、寒さと雨対策だけは忘れずに、が合言葉です。

膝痛を防ぐサポートタイツの選び方はこちら → 登山タイツ おすすめ レディース|13年夫婦が本音で厳選

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富士スバルライン五合目からスタート

富士山は標高3,776m、静岡県と山梨県にまたがる活火山で、日本の最高峰。日本百名山にも選ばれています。

今回のルートは、富士スバルライン五合目から登る吉田ルート(登山口の標高2,305m)。さあ、山頂を目指して出発です♪

まずは富士山保全協力金を一人1,000円お支払い。携帯トイレや案内冊子をいただけて、かわいい木札は県内の対象施設で優待が受けられる特典付きでした。

※この体験は2017年7月のものです。2026年現在は仕組みが変わり、保全協力金は廃止されて「通行料 一人1回4,000円」に一本化され、五合目で装備チェックも行われています。

最新ルールは 富士山登山|初心者の成功率は?登頂のコツを登山13年夫婦が解説 にまとめています。

受付では衝撃のひとことが。「先日の台風で山頂がけ崩れがあり、剣ヶ峰とお鉢巡りは開山日まで通行止めです」。かめぴは「ひえー、どうする、やめる?」と弱気でしたが、山頂までは行けるとのことで「せっかく来たんだから行こうよ!」と決定です。

登山口では、かわいいお馬さんが乗る人を待っていました。かめぴいわく「また膝が痛くなったら、迷わず馬で下山するぞー!」とのこと(笑)。

登山口に並んでいる馬さんたちの写真

五合目から六合目にかけては、お花が咲いていい香り♪ 写真を撮ったりしながら、のんびり歩きます。それにしても人がいっぱいです。

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六合目〜七合目「トモエ館」|前回泊まった山小屋へ

六合目(標高2,400m)に到着。ここには派出所や安全指導センターがありました。

富士山警備発出所の写真

今日の計画は、八合目まで高度に体を慣らしながらゆっくり登り、山小屋で一泊。翌朝、山頂へ向かうというもの。このルートは山小屋がたくさんあるので、目印にしながら登れます。トイレ(有料)も借りられ、水分や食べ物も買えるので安心して歩けました。

七合目(標高2,700m)の少し手前から八合目までは岩場のルート。標高も上がってきて、息苦しさや体の重さを感じはじめる区間です。休憩と水分をしっかりとりながら登ります。

七合目の山小屋「トモエ館」に到着。ここは前回宿泊した山小屋。「懐かしいね、変わってないね」としみじみ。

トモエ館の写真

お腹も空いたので、ひと休み。私はおにぎりとお汁粉、かめぴは肉うどん。山で食べるあま〜いお汁粉は、本当に染みわたります♡

温かい食べ物で元気もチャージ。さあ、八合目を目指します。標高が上がるにつれて景色は荒涼として、富士山がいくつもの表情を見せてくれました。

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八合目「白雲荘」で一泊|カレーと夕焼けと星空

白雲荘

ふぅーっ、今夜泊まる八合目の山小屋「白雲荘」(標高3,200m)に到着しました。

くいしんぼの私のお楽しみ、夕食はハンバーグカレー♪ 山で食べるカレーって、どうしてこんなに美味しいんでしょう。

夕食後は着替えたり荷物を入れ替えたり、のんびり。あっ、夕空も見なくちゃ!ダイナミックで面白いかたちの雲が広がって、まるで神さまが雲で遊んでいるみたい。

山小屋から見える夕焼けとダイナミックな雲の写真

月が明るくて天の川は見えなかったけれど、たくさんの星がきらめいていました。今日は七夕。織姫と彦星も、晴れた空で会えているといいな。ちなみに私の彦星さんを呼びに行ったら、ぐっすり爆睡していました(笑)。

ちぃ
ちぃ

明日はいよいよ山頂へ。前回は見られなかった、まだ知らない世界が待っている……。ドキドキしながら眠りにつきます。

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山小屋でご来光|これが前回との一番の違い

山小屋泊は慣れているから、すぐ爆睡できるかと思いきや……ぜんぜんでした(笑)。あちこちから爆音のイビキ、外国の方のヒソヒソ話がずっと続いて、やっと静かになったかと思えば、今度はご来光に向かうツアーの人たちが出発の準備でガタガタ。

ありえないほどの睡眠不足でウトウトしていたら、山小屋の方が「今からなら山頂でご来光に間に合いますよ」と起こしに来てくれました。

でも今回は、あえて山頂でのご来光は狙いません。前回は周りにつられて真夜中に出発し、寝不足と疲労でヘロヘロになって撤退した。だから今回は朝までしっかり寝て、山小屋からご来光を見て、それから山頂へ向かおう——そう二人で決めていたのです。

標高3,200mから見る朝日。太陽が出る前の空が、もう、どうしようもなく美しい。やがて小さな太陽が、熟したとろとろの赤い実みたいに輝きながら昇ってきました。どこかで誰かが「ご来光ばんざーい!」と叫んでいます。

富士山の山小屋から眺めるご来光の写真

ご来光を見届けて、配られた朝ごはんを食べたら、いよいよ山頂を目指して出発です。登山道は除雪されていて雪はないけれど、斜面にはまだ雪が残っていました。そして今日は、とびきりの good weather♪

かめぴ
かめぴ

「眠れなくても、横になって体を休めるだけでも全然違う」というのが、前回の失敗から学んだこと。睡眠を削らなかったのが、今回うまくいった最大の理由やと思います。

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本八合目〜九合目|あの日撤退した場所を越えて

本八合目の「トモエ館」(標高3,400m)に到着。ここでは荷物を預かってもらえる(有料)ので、貴重品など最低限だけ持って、バックパックを預けて登ることにしました。

そう、ここは——前回、ご来光を見たあとに力尽きて撤退した、まさにあの場所

「さあ、あの日の私たちを越えて、山頂を目指そう!」と意気込むものの、標高が高くて体が重い。足取りは思うように進まず、超のこのこ歩きに……。しかも、預けた荷物に携帯酸素まで一緒に入れて置いてきてしまった私(笑)。

九合目の標識の写真

それでもゆっくり、一歩ずつ。九合目(標高3,600m)に到着です。あと30分で山頂。よく登ってきたね、と二人で励まし合います。

山頂直下、頑張って歩く男性の写真
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富士山頂に到着!日本一の頂へ

山頂を見上げながら、木の鳥居をくぐります。登山道はジグザグに作られているけれど、富士の山肌はやっぱり急斜面。鳥居の隙間には、あちこちにコインが挟まっていました。お賽銭なのかな?

振り返れば、ふわふわもこもこの雲海。寝転んだら気持ちよさそう♪ 山頂直下には立派な狛犬さんもいて、「富士山の狛犬さんの気分になってみよう!」と記念撮影。

山頂直下の鳥居に到着した女性の写真

そして——「いざっ、鳥居をくぐって、富士山の山頂へーーー!!」

山頂には富士山頂上浅間大社があります。お参りをして、「美しい富士山頂にコーラでかんぱーい! そして、頑張って登ってきたすべての人にもかんぱーい!」(笑)。

山頂の休憩所は準備中で、開いていたのは一軒だけ。山頂からハガキを出そうと楽しみにしていたのですが、郵便局も開山前でクローズ。残念……。ひと休みして、温かい豚汁をいただきました。頑張ったご褒美に、登頂日のスタンプを押してもらえるペナントも購入♡

ペナントの写真

お鉢巡りや剣ヶ峰へは通行止めなので、火口を眺めます。「富士山の山頂はとーーっても広大! 超ダイナミックで、超美しい!」感動のひゃっほーーです。

山頂付近で喜びのポーズで記念写真を撮っている男女の写真

深い深い蒼の空を眺めながら、山頂でゆっくり過ごします。「前回みたいに、スーツ姿やヒールの人はさすがにいなかったね」と私が言うと、かめぴは「そうやなぁ。あんなんでよう登れたな。まあ、僕らもあの頃は似たようなもんやったけど」と苦笑い。

たくさんの人で賑わう富士山。でも私は、人が多くてイヤだなんて少しも思いませんでした。趣味の人もそうでない人も、それぞれの思いを抱えて、苦しくても頂を目指す。その中で人を思いやる気持ちに気づかされたり、知らない人との交流やガヤガヤ感の心地よさを味わったり。国籍も年齢も越えて、たくさんの人と絶景と達成感を分かち合える、本当に素晴らしい山です。

八合目ですれ違ったおじさまが、靴のソールが剥がれてしまい「山頂はあきらめて下山します。また来年登りますよ」と笑顔で話してくれました。その言葉が、妙に心に残りました。アクシデントに遭っても、また仕切り直せばいい。生きていくって、そういうことなのかもしれないな、と。

ちぃ
ちぃ

つらかったけど、登ってこられて本当に良かった。たくさん心に栄養をもらった山旅になりました♡

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気をつけて下山|砂走りと、膝

ずっと山頂にいたいけれど、下山です。雲海を見下ろす狛犬さんの横を下りて、神々しく雄大な光景を心に刻みます。登ってくる人たちと譲り合ってすれ違いながら、少しずつ標高を下げていきました。

じゃりじゃりの下山ルートを降りる登山者の写真

本八合目で預けたバックパック(と携帯酸素・笑)を受け取り、下山道へ。富士山は登山道と下山道が分かれているので、混雑もなく自分のペースで歩けました。

下山道は、なが〜いジグザグの道をひたすら下ります。砂や火山岩の小石でザレた道は、足を下ろすとザクッと沈み込む感じ。前回は膝を痛めて地獄を見たかめぴですが、今回は「この道、膝に優しいなー」と絶好調。お馬さんのお世話になることもなく、自分の足で下りきりました。

富士山の下山道は、ざれざれの砂場のような斜面が続きます。靴の中に砂利が入るのを防ぎ、足元の汚れやケガを避けるために、ゲイター(スパッツ)はぜひ装備していきましょう。

山頂はあんなに晴れていたのに、下りでは薄雲が広がり、時々ガスも出てひんやり。かわいいフジハタザオの花がたくさん咲いていて、疲れも癒されました。

五合目に到着!くいしんぼの私は、さっそく頑張ったご褒美のソフトクリームを買いに、人混みをかき分けて急ぎます(笑)。「素晴らしい山旅をくれた富士山に、コケモモソフトで感謝のかんぱーい!」

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まとめ|準備と山小屋泊が、結果を変えてくれた

こうして、無事に山頂まで登れた、楽しい富士山の山旅は幕を閉じました。

初めて登ったときは、登りで痛めた膝の激痛で下山もさんざんだったかめぴ。あの膝痛がトラウマで、その後しばらく「山に行きたい」と言わなくなり、海ばかり行っていたほどでした(笑)。それが今回は、最後まで膝も元気。秘かに心配していた私も、心からホッとしました。これでまた、安心して次の山に登れます。

無謀だった一度目と、登頂できた二度目。違いは才能でも体力でもなく、「きちんと準備したこと」と「山小屋でしっかり休んだこと」だけ。同じ私たちでも、ちゃんと備えれば日本一の頂に立てる——それを教えてくれた富士山に、心から感謝です。

かめぴ
かめぴ

一度失敗しても、また挑戦すればいい。富士山は逃げません。これから登る方も、無理せず安全に、日本一の景色を楽しんでくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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