「トレッキングポール、使わない時ってどうやって持てばいいの?」「岩場でしまいたいのに、うまく収納できなくて手間取る……」
トレッキングポールは歩行を助けてくれる便利な道具ですが、使わない時にうまく収納できないと、ただのお荷物になってしまうのが悩みどころですよね。

岩場の手前でモタモタ収納していると、後ろの人を待たせて焦るんですよね…。スマートにしまえると、山歩きがぐっと快適になります。
こんにちは!登山歴13年、のこのこ山を歩き続けている「ちぃとかめぴ」です。
この記事では、私たちが13年の山歩きで身につけた、トレッキングポールのスマートな収納方法を図解でお伝えします。ザックへの付け方、岩場前の素早いしまい方、二人で差し合うワザまで、実践的なコツをまとめました。
この記事でわかること
- ザックのサイドポケットへの基本の付け方
- 岩場・鎖場の手前で素早くしまうコツ
- 収納袋・ポールホルダーの使い方
- 二人で差し合うと便利なワザ
- 伸縮式・折りたたみ式それぞれの収納の違い
基本の収納|ザックのサイドポケット+コンプレッションストラップ
トレッキングポールの基本の収納方法は、ザックのサイドポケットに先端を差し込み、横のコンプレッションストラップで固定する方法です。
ほとんどの登山用ザックには、この収納を前提としたサイドポケットとストラップが付いています。
- ポールを短く縮める(折りたたみ式は折りたたむ)
- 先端(石突側)をザック下部のサイドポケットに差し込む
- グリップ側を横のコンプレッションストラップで留める
- ぐらつかないか、軽く揺すって確認する
ポイントは、先端を下、グリップを上にすること。逆さにすると、泥のついた石突が肩や首元にきてしまい、歩いている時に髪や首を汚すことがあります。
また、グリップ側をしっかり固定しないと、歩いている振動で少しずつ抜けてきて、いつの間にか落としてしまうことも。ストラップは「少しきついかな」くらいでちょうど良いです。
岩場・鎖場の手前で素早くしまうコツ
岩場、鎖場、ハシゴなど、手を使って登る場所では、ポールは必ずしまいましょう。手にぶら下げたままだと、岩や鎖に引っかかって危険です。
でも、本格的にサイドポケットに差してストラップで固定していると、収納に時間がかかります。渋滞する岩場の手前で、後続を待たせて焦った経験がある人も多いのではないでしょうか。
短時間なら「ザックと背中の間に差す」応急ワザ
短い岩場をサッと通過するだけなら、ポールを縮めて、ザックのショルダーベルトと体の間や、ザックと背中の間に一時的に差し込む方法が便利です。
完全に固定はできませんが、両手が空くので、短い岩場の通過には十分です。ただし、長い鎖場や本格的な岩稜帯では、この方法だとポールが抜け落ちたり、動作の邪魔になったりするので、きちんとザックに固定しましょう。

ソロのときは無理をしないで、少し時間がかかっても、きちんとザックに固定するのが安全よ。応急ワザは、あくまで短い区間だけね。
二人以上なら「差し合う」とスムーズ
これは、私たち夫婦がよくやるワザです。二人以上で歩いているなら、お互いのザックにポールを差し合うと、自分でザックを下ろさずに素早く収納できます。
自分の背中のサイドポケットは、意外と自分では差しにくいもの。でも、相手のポールを相手のザックに差してあげるのは簡単です。岩場の手前で「はい、しまうよ」とお互いに差し合えば、ザックを下ろす手間なく、あっという間に両手が空きます。
ちょっとした連携ですが、これができるとパーティ全体の歩くペースが乱れず、渋滞の岩場でもスムーズです。夫婦や登山仲間と歩くなら、ぜひ試してみてください。
収納袋・ポールホルダーを活用する
より丁寧に収納したい人や、ザックにサイドポケットがない人は、収納袋やポールホルダーを活用しましょう。
付属の収納袋
多くのトレッキングポールには、専用の収納袋が付属しています。
移動中(電車・車)や、家での保管時に袋に入れておくと、先端の泥で他の荷物を汚さずに済みます。特に折りたたみ式は短くまとまるので、袋に入れてザック内に収納しやすいです。
ただし、行動中に頻繁に出し入れする場面では、袋の出し入れが手間になることも。行動中はサイドポケット、移動・保管時は袋、と使い分けるのがおすすめです。
ポールホルダー(ポールキーパー)
ザックのショルダーベルトなどに取り付けて、歩きながらワンタッチでポールを固定できるアイテムです。
「ちょっとの間だけ両手を空けたい」という時に、ザックを下ろさずサッと固定できるのが便利です。頻繁にポールを出したりしまったりする人は、検討する価値があります。
伸縮式・折りたたみ式で収納のしやすさが違う
実は、ポールのタイプによって収納のしやすさは大きく変わります。
| タイプ | 縮めた長さ | 収納のしやすさ |
|---|---|---|
| 伸縮式 | 60cm前後 | サイドポケットに外付けしやすい |
| 折りたたみ式 | 30〜40cm程度 | ザック内にすっぽり入れやすい |
伸縮式:サイドポケットに外付けが基本
伸縮式は縮めても60cm前後の長さが残るため、ザックの中に入れるより、サイドポケットに外付けするのが基本です。
私たちは車移動メインで伸縮式を愛用していますが、この外付け収納で不便を感じたことはほとんどありません。しっかり固定すれば、行動中にぐらつくこともなく快適です。
私たちが2本持ちで10年以上愛用しているのが、このLEKI(レキ)クレシダ。強度と重さのバランスが良く、収納時も扱いやすい一本です。
折りたたみ式:ザック内収納で「差しっぱなしの弱点」を根本解決
「サイドポケットに外付けすると、電車で人に当たる」「岩場で引っかかる」——こうした伸縮式の弱点を、そもそも作らないのが折りたたみ式です。
縮めると30〜40cm程度とコンパクトなので、ザックの中にすっぽり収納できます。外に何も飛び出さないので、満員電車でも岩場でも、まわりに気を使わずに済みます。収納の悩みを根本から解決したいなら、折りたたみ式が有力な選択肢です。
長さ調整もできる折りたたみ式を選ぶなら、国内メーカーで実店舗でも確認しやすいモンベルや、折りたたみの定番として評価の高いLEKI(レキ)のマカルー系(軽さと収納性のバランスがよい万能モデル)です。「自分の身長に合う最大長か」を必ず確認して選びましょう。
⇧折りたたみ式は「長さ調整の可否」と「収納サイズ」をレビューや公式スペックもあわせてご確認ください。
伸縮式と折りたたみ式のどちらが自分に合うか、じっくり比較したい方はこちらもどうぞ → トレッキングポール 折りたたみと伸縮どっち?登山歴13年夫婦が比較
収納時の注意点
先端の泥・砂を落としてからしまう
ポールの先端(石突)は、地面に突いているので泥や砂で汚れています。そのまましまうと、ザックや他の荷物、収納袋の内側が汚れます。
軽く地面で払うか、濡れた葉や布で拭いてから収納すると、ザックが汚れにくくなります。
ゴムキャップ(先ゴム)の紛失に注意
収納の出し入れの時に、先端のゴムキャップが外れて落ちることがあります。
ゴムキャップは紛失しやすいパーツなので、予備を1〜2個ザックに入れておくと安心です。単品でも購入できます。
帰宅後は乾かしてから保管
雨の日や濡れた道を歩いた後は、ポールの内部に水が入っていることがあります。
濡れたまま縮めて長期保管すると、内部が錆びたり、ジョイントが固着したりする原因に。帰宅後は一度伸ばして水気を拭き、乾かしてから収納すると、ポールが長持ちします。良い道具を長く使うためのひと手間です。
まとめ|スマートな収納で、ポールを「お荷物」にしない
トレッキングポールの収納方法について、13年の実体験をもとにまとめました。
大切なポイントを振り返ります。
- 基本はサイドポケットに先端を差し、コンプレッションストラップで固定(先端は下)
- 短い岩場は「ザックと背中の間に差す」応急ワザが便利
- 二人以上なら「差し合う」とザックを下ろさず素早く収納できる
- 折りたたみ式はザック内収納で、外付けの弱点を根本解決できる
- 先端の泥を落とし、ゴムキャップの紛失に注意。帰宅後は乾かして保管

スマートに収納できると、岩場も移動もストレスが減ります。使う時と同じくらい、しまう時のコツも大事ですよ。
収納のコツがわかったら、次は正しい使い方をマスターして、山歩きをもっと快適にしましょう。
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