登山が好きな方なら、必ず持っているアウトドアウェアですが、ひょっとして山に行かない時はずっとタンスに眠らせていませんか?もしそうでしたら、それはちょっともったいない!
私は山歩きが好きでアウトドアウェアをいくつも購入しました。最初のうちはもったいなくてとっておきの山に行くときだけ着用するようにしていましたが、ある時気付いたのです。
「あれ?アウトドアウェアってスゴイ便利じゃない…?普段着にも使いまくろう!」
それから10年、アウトドアウェアを日常的に使い倒してきました。ところが、アウトドアウェアはなかなか倒れませんでした!(笑)10年近く使っているのに、今も現役で外出に使えているものもあります。
この記事では、登山用アウトドアウェアを普段着に使うメリットをお届けします。
アウトドアウェアで夢の王国へ、すごい助かった!
これは私が実際に「アウトドアウェア着ていて良かった~!」と思った体験談です。
冬に旅行で東京ディズニーリゾートへ遊びに行った時の事です。冬と言ってもまだ12月に入ったばかりの頃で、防寒具の必要性はあまり感じなかったため、それほど厚着をせずに行くつもりでした。しかし、岐阜の田舎者が日本一のテーマパーク、あのディズニーランドへ行くということで、いつもと違う特別な服を着たい…でも何にも買ってない…。そうだ!山に行くときだけ着ていくアウトドアウェアを着て行こう!と決心して、私にしては珍しく登山でもないのに防風シェルやダウンジャケットを用意していきました。
しかし当日は不運にも寒波が来て、関東地方でも早めの初雪が降るというタイミングになってしまいました。私は大変な寒がりで、雪が降るようなときは厚手のコートかスノーボードウェアが無いと外には居られない体質でした。
ディズニーランドを楽しむためには、どうしても外でのアトラクション待ちやパレードの場所取り、その間の移動が多くなり、長時間を外で過ごさなければいけません。そんなところに冷たい風に湿った雪…「また今度来れれば良いや」なんて言えるほど、夢の王国は岐阜から近くありません(涙)
「うわーどうしよう、こんなコンパクトな装備だけじゃ寒さに耐えられないよ~!」と嘆きながらも、アウトドア用の薄手のダウンジャケットをTシャツの上に着こみ、さらにその上に防風シェルを羽織りました。するとどうでしょう!ダウンが暖かく、シェルが冷たい風と湿った雪を防いでくれて、初冬の冷たい風雪があっても、長時間の外の行動を可能にしてくれたのでした!
この体験を経て「アウトドアウェア、ホントに役立つ!こりゃもっとたくさん使わないともったいない!」と思うようになったのでした。
アウトドアウェアが役に立つ場面あれこれ
- 旅行の荷物がコンパクトに!私がディズニーに持って行ったリュックは、小学生のランドセル位の標準的な大きさの物でした。それに山用ダウンジャケット、防風シェルを入れても、半分も埋まらないし、重さも合計で700g程でした。通常、冬用の防寒用コートならもっとかさばるし、重さも2㎏前後はあるので、旅行を身軽に行きたいのであれば、アウトドアウェアは最適な選択になります。
- 運動時にも快適に!普段着によく使われる綿は、肌触りも良く着心地抜群ではありますが、汗などの水分の乾燥にすごく時間がかかります。アウトドアウェアによく使われるナイロンやポリエステルが2~3時間で乾くところ、同じようなタイプでも綿だと5~6時間以上かかると言われています。なので、汗をかくような環境でもより乾きやすく、汗冷えもしづらいです。
- 仕事の時も気分アゲアゲ!普段着でも許可されている職場であれば、アウトドアウェアも様々なメーカー、デザインのものがあるので、職場のTPOに合わせて着て行けば、「いつも山に行くような気分」でウキウキと普段の仕事もこなせますね!スーツじゃないといけないような職場でも、下着をアウトドアウェアで決めれば気持ち良く働けますよ!
- 休日家でゴロゴロ過ごす時も!アウトドアウェアは、山歩きがしやすいように立体裁断で身体が動かしやすいように縫製されているものが多いです。それはつまり、ベッドでゴロゴロ寝返りをするときにも、機能が発揮され、最高の寝心地です!長時間の着衣を想定して防臭機能のあるメリノウール素材であれば、ず~っと気持ちよく過ごせるはずです!
どうでしょうか?つまり、アウトドアウェアは一年中、いつでも使った方が良いということですね!
アウトドアウェアはコスパが高い!
写真は愛用のモンベルのライトシェルジャケット。黒が昨年に購入、緑は10年前頃?購入。緑のライトシェルジャケットは、仕事に遊びに、秋冬に散々使って、袖のわずかな穴だけ。今も現役です。
私がアウトドアウェアをいつでも使うようになり、長く使えば使うほど感心しているのが、①へたりにくい、②破れにくい、③ずっと快適。の三点です。
ナイロンやポリエステルなどの素材は、綿に比べて強度が高く、しわになりにくい、縮みにくいといった性質があるため、何度洗って何度干しても、あまり見た目が変わりません。だからいつまでも買い替えなくても大丈夫です。
縫製なども、タフな環境に耐えるよう、普通の衣服と比べしっかりしているものが多く、ほつれたりすることも少ないです。だからいつまでも買い替えなくても大丈夫です。
立体裁断により、身体の動きがしやすく、軽量で、乾きやすく、防臭性能も優れている。ずっと快適に使い続けられます。だ・か・ら・いつまでも買い替えなくても大丈夫なんです!!
しつこくなってしまいました(笑)が、いつまでも使えるから、普通の服よりちょっと値段が張っても、結果的にコストパフォーマンスに優れているのです!
普段使いにおススメのアウトドアウェア
アウトドアウェアが普段使いに快適なのはわかったけど、特におススメなのは何かな?と悩む方にお伝えしたい、私が使って良かったアウトドアウェアをお伝えします。
①モンベルのライトシェルジャケット
これがあの夢の国で大活躍した、薄手のシェルジャケットです。薄いのに防風性に優れ、保温力も多少あります。秋、冬、春にかけて、大活躍します。暑くなったら脱いでたためば、かなりコンパクトに。
ただ、真冬の寒さに最適というわけではなく、秋~初冬、春先までが使用の適期だと思います。
②ダーンタフの靴下
なんと、永久保証付きというちょっと普通では考えられない品質保証の商品です。これはつまり、もし普段使い(何かで切った、無理に破った)ということがない限り、破損したら無償で交換するというものです。実は私、足の親指の爪がちょっと反っており、丈夫な登山用の物でも、時々破れてしまうことがあり頭を悩ませていたのですが、この靴下に出会ってから、その悩みから解放されました。(ちなみにちょっと穴が開いてしまった靴下も、家の中で過ごすのには全く不便なく、冬に重宝してます!)
③ポーラテックのフリース(生地)
ポーラテックはアウトドアメーカーではなく、フリース生地を作っているメーカーです。ここで作ったフリース生地を数多くのアウトドアメーカーが使用して様々な製品が生まれています。私が愛用しているおススメは、パタゴニアのR2フリースです。パタゴニアのRシリーズは1から4まであり、R2は、一番薄手のR1より、少し厚みがあります。フカフカ部分が多く、暖かいですが防風性は低いので、防風機能のあるジャケット(私の場合、レインウェアかダウンジャケット)があれば、日本の冬のお出かけはだいたい大丈夫です。
④アークテリクスのフェイズ(ベースレイヤー)
しゃきっとした着心地でフィット感に優れ、身体を動かしやすく、汗もすぐ乾きます。何回着て洗ってもまったくヘタる感じがしなくて、すごいと驚いてます。やや細身の人向きかもしれません。
今後、普段使いのサンダルや帽子などの紹介も出来たらいいなと思っています。