
登山靴のお買い物、失敗しちゃったかも~!カッコいい登山靴だったから、思い切って買ったんだけどさ…使ってみたら、足が痛くなっちゃったの~…。

登山靴って種類がいっぱいあるから、何を基準に、どれを選べば良いのかな?わからなくて悩んじゃうよね…。
登山用品は高額な買い物。だからこそ、失敗したくないですよね。ですが、山歩き初心者さんが登山用品を揃えていく時、特に失敗しがちなのが登山靴選びです。
今回は、登山靴を選ぶときに何に気をつけるべきか、実際の失敗談を紹介し、初心者が後悔しない最初の一足にどれを選ぶべきか⁉解説いたします。
この記事を読めば、登山靴選びに失敗しなくなるための知識が得られます。
ちぃとかめぴも登山歴13年目になりましたが、慣れない頃は何足も失敗しました…。その失敗を糧に、今は自分に合った登山靴で山歩きや古道歩きを満喫しています!
そんな二人だからこそ「登山靴はどういうものを買えばいいの?」と悩んでいる方に、納得できる良いアドバイスができます。
最初に結論をお伝えしますと、本格的に山歩きに挑戦したいと思っている登山初心者が選んで後悔しない登山靴は、「ハイカット(ソフトタイプ)の登山靴」です!
⇧Caravan(キャラバン)のロングセラー登山靴。強さと軽さのバランスがとても良い一足です。
ハイカット(ソフトタイプ)の登山靴が、山歩き初心者におすすめな理由
これから登山をたくさん経験して、色々な山の自然に出会いたい!のんびり楽しく山歩きを楽しみたい!
そんなことを考えている山歩き初心者さんに、ハイカット(ソフトタイプ)の登山靴をおススメしている理由を説明します。
体力、筋力が付くまでは、足や足首を守れるハイカットが最適
登山を続けていると、自然に山歩きに使うための足の筋肉が育ってきます。また、歩く技術(筋肉の使い方)も、徐々に身に付いてきます(個人差あり)。
体力に自信のないわたしかめぴも、何度も登山をして、少しずつ筋力や体力がついたり、疲れにくい歩き方を身に着けることで、疲れにくく、ケガなどのアクシデントも減っていきました。
しかし、当然のことながら、登山の初心者さんは、足の筋肉や力の使い方、歩き方が山歩き用になっていません。そのため、誤って障害物(岩など)に足をぶつけたり、うっかり足をくじいてしまったり、転倒したり…とアクシデントにつながりやすいです。
ハイカットの登山靴は、足首(くるぶしあたり)までをしっかりカバーしてくれるため、足首をくじきにくくしてくれます。硬さもあるため、石や岩にぶつかっても足を守ってくれます。
ハイカットの登山靴であれば、防水機能も備えているものが多く、雨の日の登山、ぬかるんだ登山道など、濡れてしまうリスクへの備えもばっちりです(※ゴアテックス素材か等の確認は必要)。
守備力の高いハイカット登山靴は、ケガやアクシデントから足を守ってくれる頼もしい相棒になります。
汎用性が高いハイカット(ソフトタイプ)。アプローチから岩場まで安心
山歩きは、急峻な岩山や鎖場もありますが、普通に歩行できる登山道が大半です。特に身体や足が登山に慣れるまでは、歩きやすさも、積み重なる疲労の軽減に直結します。
ハイカットでも、ガチガチのハードタイプだと、足首をガッチリ固めるため、平坦な道(アプローチや木道)がとても歩きにくいです。
長時間歩くと、足への疲労やダメージも積み重なります。慣れてないと固い靴が裏目になり、靴擦れリスクも増大します。
その分、ソフトタイプであれば、山道はもちろん、長い林道などのアプローチでも、ハードタイプより歩きやすくて、体力消耗しにくいです。
歩きやすさで言えば、ローカットの登山靴もありますが、山歩きに慣れていないと、誤って足をくじくような事態になるとき、ハイカットのようには足首を守ってくれません。
個人的にローカットの登山靴は、アプローチや低山ハイキング、または登山に慣れた上級者向けだと思います。
日本の整備された登山道であれば、汎用性が高く扱いやすいハイカットのソフトタイプ登山靴で、困ることはほとんどありません。
ローカット、ミドルカット、ハイカット(ハードタイプ)との違いについて
私も、一通りすべてのタイプの登山靴を所持して利用していますが、やっぱり一番頻繁に使うのはハイカットソフトタイプですね。
もちろんハードタイプの登山靴も、高所やガレ場といった、厳しい環境に耐えうる機能があり、そういった登山には必要になってきますが、山歩き初心者はいきなりそんなところばかりは行きませんよね。
もちろん、人それぞれの好みや、登山スタイルがあるので、絶対こうしないといけないというルールはありません。自分の考えとは違うと思われたら、スルーしていただいても、大丈夫ですよ~。
ここからは、自分たちが実際に体験した失敗談(汗)を紹介して、初心者さんが登山靴を購入する際に同じ失敗をしないで済むようなアドバイスをさせていただきます!
登山靴購入時にやってはいけない4つのルール(+番外編)
- 見た目だけで買っちゃダメ!
- 朝イチにフィッティングして買っちゃダメ!
- 登山用品店の店員さんの言われるままに買っちゃダメ!
- セール品だからって、足のサイズが合わないものを買っちゃダメ!
- (番外編)登山靴専用メーカー以外で買っちゃダメ!
1、見た目だけで買っちゃダメ!
登山雑誌などに紹介されている登山靴を見ていると、本当に様々な種類のものがあり、デザインがすっごくカッコいいものに出会ったりします。私もそうでした。しかし、それを実際に探そうとすると、いろいろな店を捜しまわる必要があり、遠くの店に行って、試してみると全然自分の足に合わない!なんてことをよく経験しました…。もちろん足にミラクルフィットする可能性もありますが、初めての登山靴を購入する場合は、できれば自宅近くで気軽に通える登山専門店がおススメです。
2,朝一にフィッティングして買っちゃダメ!
足というものは、朝起きて、活動するうちに、少しだけですが、むくむことがあるそうです。なので、朝一番にお店へ出かけ「あ、すこーしだけキツめだけど、これくらいなら大丈夫!」と思って買うと、昼過ぎになると、思ったよりキツすぎるかも・・・?なんてことがあります。
自分たちも、お店が混まないうちに早めに行って買い物を済ませようとして、このような失敗をしたことがあるので、購入の際には気をつけて見てください。
3,登山お用品店の店員さんの言われるままに買っちゃダメ!
これは、店舗での買い物、特に何を買えばいいかわからなくて困っている初心者さんには気をつけてほしいです!もちろん店員さんも悪気はないのですが、やっぱりお店の売り上げは大事。どっちが良いか迷うと大体高額な方をおススメしがち。私たちがやられた営業トークはコチラ…
「このトレッキングブーツならどこでもいけます。マッターホルンだって行けますよ!」→靴が行けたって、その持ち主の体力と財力では行けない(涙)
「こっちの方がハードで、絶対こっちの方がおススメですよ!いつかはハードタイプ使いますから!」→はじめての登山靴でハードだと、足が慣れなくて痛くて登山キライになりかけた(涙)
この二つは、かめぴとちぃがそれぞれ初めての登山靴購入の際にのせられた営業トークです。このように初心者狩りのような洗礼を受け(笑)、失敗を経てからは店員さんのアドバイスを受けながらも、最終的には自分のココロに従って購入していくことで、後悔しない靴選びができるようになりました。
4、セール品だからって、足のサイズが合わないものを買っちゃダメ!
これは、おケチな(汗)かめぴがやりがちなミスでした。登山靴のサイズは一般的に、自分の足のサイズより少し大きめを買うのが良いとよく言われています。かめぴの普通の靴のサイズは26.5~27.0なので、27.5や28.0がねらい目なのですが、29や30のサイズは購入者が少なくてお安くなっていることが多くてつい、手を出してしまっていました(汗)結局足のサイズが合わないから、危なくて山では使えず、雨の日の長靴代わりとなってしまいました…。おばかなかめぴ!(涙)
5,番外編…登山靴専用メーカー以外で買っちゃダメ!
これについては、賛否両論あるとは思うので番外編…。登山靴専門でずっとやってきたメーカーと、登山用品を幅広く取り扱っているメーカーとでは、登山靴に対する培ってきた技術の深さが違うと言われており、初めての登山靴では特に安心感が大事になってくると思います。と、いう意見を、登山靴探しをしている時に見ること何度かあり、自分もなぜか、いくつか購入して使っているうちに、専門のメーカーに統一されました。自分の場合は、ラスポルティバでしたねぇ~。こういう情報もあるので、ご参考までに…
えー、以上が、少し長くなってしまいましたが、私たちが登山靴えらびで失敗しないために知っておきたかった情報です。この記事を見てくださった方の参考になれば嬉しく思います。
それでは、良き山歩きを!
山歩きに慣れてない初心者や、体力に自信のない方にとって強い味方、ストックについての記事はコチラです↓見てみてくださいね!
気に入った登山靴、廃盤になる前に買い足しましょう!
追記:自分にとってすごく良く合う登山靴に会えたそこのアナタ、本当におめでとうございます!
気に入った登山靴を継続して利用するためには、もう一つだけ注意点があります。
登山靴は時々モデルチェンジがあり、自分にジャストフィットして、何足も続けて使いたい登山靴があったとしても、残念ながら廃盤になってしまうコトもあるのです!
なので、ソフトタイプなどで、アッパーが傷ついて、ソールの交換だけでは機能面が補いきれなくなってしまい、新調したいのにもうお店で売ってない(涙)ということがあります。(私の足にすごく合うスポルティバのデルタも残念ながら廃盤になってしまいました…)
そうなる前に、すごく気に入ったのであれば、思い切ってもう1つ購入してしまうことも選択肢に入れてみましょう!

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