下呂温泉で日帰り入浴を楽しみたいときに気になるのが、「湯めぐり手形って本当にお得なの?」ということではないでしょうか。
私たちも、登山やスノーボードの帰りに下呂温泉へ立ち寄ることが多かったので、「6か月あれば3回くらい使えるでしょ!」と思って、実際に湯めぐり手形を購入しました。
先に結論をお伝えすると、3回きちんと使い切れるなら魅力的。でも「また下呂に来るだろう」くらいの予定なら、思ったより使い切れない可能性があります。
というのも、私たちは水明館と吉泉館竹翠亭の2か所まで利用したものの、結局3回目には行けませんでした。
現在の湯めぐり手形は1枚2,500円。昔より価格が上がっているので、これから買う方には「本当に3回使えそうか」まで考えてから購入してほしいと思います。
この記事では、湯めぐり手形の現在の仕組みと、私たちが実際に利用した水明館・吉泉館竹翠亭の感想、そして「3回目を使えなかったからこそ分かったこと」を正直にまとめます。
下呂温泉の湯めぐり手形とは?【2026年の料金・使い方】
「湯名人 湯めぐり手形」は、下呂温泉の加盟施設から3か所のお風呂を選んで日帰り入浴できる温泉パスポートです。

| 項目 | 2026年現在 |
|---|---|
| 料金 | 1枚2,500円(税込) |
| 利用回数 | 加盟施設から3か所 |
| 有効期限 | 購入日から6か月 |
| 付属品 | タオル・巾着袋 |
| 販売場所 | 加盟旅館、土産品店、コンビニなど |
最新の加盟施設や利用時間は、下呂温泉旅館協同組合の公式ページで確認できます。
便利なのは、1日で3か所を回らなくてもいいところ。購入から6か月有効なので、「今日は1軒だけ、次の旅行でまた1軒」という使い方もできます。
ただし、ここが私たちの失敗ポイントでもありました。
6か月あると「そのうち行ける」と思ってしまうんです。
湯めぐり手形は2,500円で元が取れる?
現在の2,500円で単純計算すると、3か所すべて利用した場合は1か所あたり約833円です。
一方、2か所で終わると1か所あたり1,250円になります。
私たちが実際に入った2軒を、2026年8月30日時点の通常の日帰り入浴料金で比べてみると、水明館は大人1,500円、吉泉館竹翠亭は1,000円。合計するとちょうど2,500円です。
| 利用方法 | 金額の目安 |
|---|---|
| 湯めぐり手形を3回使う | 1回あたり約833円 |
| 湯めぐり手形を2回で終える | 1回あたり1,250円 |
| 水明館+吉泉館竹翠亭を通常の日帰り入浴で利用 | 合計2,500円 |
つまり、私たちと同じ2軒だけで終わった場合、現在の料金なら金額面のお得感はほとんどありません。
もちろん、どの3軒を選ぶかによって通常の日帰り料金は違います。ただ、「3回使えるからお得!」と考えるのではなく、3回目まで本当に使えそうかを考えることが大切だと思います。
私たちが湯めぐり手形を買った理由|登山・スノボ帰りに使うつもりでした

ちぃとかめぴにとって、高山方面でスノーボードや登山を楽しんだあとのお楽しみといえば温泉です。特にかめぴは温泉好き。
下呂温泉を調べていたときに見つけたのが「湯めぐり手形」でした。
私たちが購入した当時は1枚1,300円。今とは料金がかなり違いますが、仕組みは同じく「3か所利用・6か月有効」でした。
「半年の間なら、登山やスノボで下呂を3回くらい通るはず!」と思い、下呂温泉街付近のコンビニで2人分を購入しました。
当時の手形はしっかりした木製で、温泉に入るための券というより、ちょっとした旅のお土産のような雰囲気。使い終わっても手元に残せるのが楽しかったです。
現在も公式では、湯めぐり手形を「旅の記念やお土産にも」と案内しています。金額だけでなく、こういう「モノとして思い出が残る楽しさ」は、普通の日帰り入浴券にはない魅力ですね。
1回目|水明館の展望大浴場へ

記念すべき1か所目に選んだのは、下呂温泉を代表する宿のひとつ「水明館」でした。
日帰りでいきなり有名旅館のお風呂へ入りに行くのは、私たちには少し敷居が高く感じていました。でも「湯めぐり手形を買ったんだから行ってみよう!」と背中を押してもらえた感じです。
私たちは飛泉閣9階の展望大浴場を選びました。
広いお風呂から下呂の街や景色を眺めながら入る温泉は、とても気持ちよかったです。現在も水明館公式サイトでは、飛泉閣9階の展望大浴場から下呂温泉の街並みや飛騨の山々を望めると案内されています。
そして印象に残ったのがお湯。
肌に触れたときの、つるっとしたような、ぬるっとしたような感触が気持ちよくて、「毎日入ったらピカピカになりそう」と思うほどでした。
かめぴは温泉のお湯で顔を何度も洗ったらしく、お風呂から出てきた顔が妙にピカピカ。
思わず笑ってしまったのも、今では湯めぐりの良い思い出です(笑)。
2026年現在|水明館を湯めぐり手形で利用するときの注意
2026年8月30日時点で公式に掲載されている通常の利用時間は、平日12:00~14:00、土・日・祝は13:00~14:00です。
- 臨川閣は湯めぐり手形では利用不可
- 利用できるのは1か所のみ
- 駐車場は利用不可
- 混雑や特定日によって利用できない場合あり
私たちが利用した頃とは条件が変わっているため、これから行く方は当日の制限情報まで確認してから向かうのがおすすめです。
2回目|吉泉館竹翠亭へ。温泉の前に「せん田゛」でランチ
湯めぐり手形を買ってから約1か月後、2回目の下呂温泉へ。
温泉好きのかめぴは「今日はどこのお風呂にしよう?」、食いしん坊のちぃは「下呂でおいしいランチを食べたい!」と、それぞれ別の楽しみを抱えて出かけました(笑)。
下呂温泉「せん田゛」でランチ

ランチに選んだのは、下呂温泉街にある「せん田゛」さん。
私たちが訪れたときは、名前を書く時点で5組目。そのあとも次々とお客さんが来ていて、にぎやかなお店でした。
当時、かめぴが食べたのは「川魚天ぷらと蕎麦」。アマゴやキノコの天ぷらと温かいお蕎麦のセットでした。
ちぃが選んだのは、納豆の粉末を食べて育てた「納豆喰豚(なっとくとん)」を蒲焼き風にした「丼蒲豚(どんがばとん)」。名前のインパクトに惹かれました(笑)。
注文時に「油を落としながらじっくり焼くので時間がかかります」と教えてもらったとおり、かめぴがほぼ食べ終わる頃に到着。
見た目はうな丼のように照りがあり、豚肉なのに脂っこさが強くなく、肉の旨みをしっかり感じました。かめぴも一口食べて「これは美味しい肉やなぁ」と満足そうでした。
現在も「せん田゛」は営業しており、下呂商工会の案内では飛騨牛まぶし丼をはじめ、飛騨牛や地元の季節食材を使った和食が紹介されています。
吉泉館竹翠亭|5階の展望風呂でのんびり

ランチのあとは、湯めぐり手形の2回目として「吉泉館竹翠亭」へ向かいました。
当時は川沿いの無料臨時駐車場に車を停め、そこから歩いて向かいました。駐車場事情は変わることがあるので、これは現在の駐車案内ではなく、あくまで私たちが訪れた当時の話です。
吉泉館竹翠亭の大浴場は5階。男女別に露天風呂と内湯があり、下呂の街並みを眺めながら静かに温泉を楽しめました。
私たちが特に好印象だったのは、お風呂が清潔だったこと、アメニティが整っていたこと、そしてフロントの方の対応が感じよかったこと。
大きな有名旅館とはまた違う、落ち着いた雰囲気でのんびりできました。
私たちが利用した当時はタオルを持参しましたが、現在販売されている湯めぐり手形にはタオルと巾着袋が付いています。
2026年現在|吉泉館竹翠亭を利用するときの注意
湯めぐり手形での通常利用時間は、公式案内では12:30~14:00(最終受付13:30)、夜は18:00~20:00(最終受付19:30)です。ただし土曜日は夜の利用ができません。
- 家族風呂は湯めぐり手形では利用不可
- 利用客が多い場合は断られることがある
- 特定日は通常と利用時間が変わることがある
そして3回目は……結局行けませんでした
湯めぐり手形を買ったとき、私たちはかなり楽観的でした。
「6か月もあるし、登山やスノボでまた下呂を通るから、3回なんて余裕で使えるよね」
ところが、現実は2回で終了。
3回目の温泉には行けないまま、有効期限を迎えました。
予定って、思っているほど予定どおりにはいかないものです。次の登山先が変わったり、下呂を通らなかったり、せっかく近くまで来ても入浴時間と合わなかったり。
特に現在の湯めぐり手形は2,500円です。
「半年以内にまた来ると思う」ではなく、「この旅行で3か所回る」「○月にも下呂へ来る予定が決まっている」くらいの人のほうが、金額面のメリットを受けやすいと思います。
逆に、1回か2回しか使わない可能性が高いなら、行きたい旅館の日帰り入浴料金を先に調べて、普通に入浴したほうが分かりやすい場合もあります。
それでも「損しただけ」とは思わない|手形が残るのも旅の思い出
3回目まで行けなかったので、「じゃあ湯めぐり手形は失敗だった?」と言われると、私たちはそこまで単純には思っていません。
湯めぐり手形があったからこそ、普段なら少し入りにくく感じていた水明館へ行ってみようと思えましたし、次はどこの旅館にしようかと選ぶ時間も楽しかったです。
そして、私たちが買った当時の木の手形は、温泉に入ったあとも旅の思い出として残りました。
金額だけなら「3回使えなかった」となりますが、思い出として残るモノまで含めると、そこはちょっとプライスレス。
現在も公式サイトが「旅の記念やお土産にもピッタリ」と紹介しているのは、湯めぐり手形らしい魅力だと思います。
湯めぐり手形がおすすめな人・おすすめしにくい人
| おすすめな人 | おすすめしにくい人 |
|---|---|
| 3か所回る予定が具体的に決まっている | 下呂へ来るのが今回だけになりそう |
| 半年以内に再訪する予定がある | 「そのうちまた来る」と考えている |
| いろいろな旅館のお風呂を体験したい | 入りたい温泉が1~2か所だけ |
| 手形そのものも旅の記念として楽しみたい | 利用時間を細かく合わせるのが苦手 |
私たちのように「登山やスノボでまた通るから大丈夫」と考えていても、意外と3回目まで行けないことがあります。
だからこそ、「3回使える」ではなく「自分は3回使うか?」で考えるのがおすすめです。
湯めぐり手形を使う前に確認したい3つの注意点
① 旅館ごとに利用時間がかなり違う
湯めぐり手形を持っていれば、加盟旅館へいつでも入れるわけではありません。
水明館のように利用できる時間帯が1~2時間程度の施設もあります。観光やランチの予定と組み合わせるなら、先に入浴時間を確認しておくと動きやすいです。
② 混雑時や特定日は利用できないことがある
公式でも、当日の混雑状況やゴールデンウィーク、お盆、年末年始などに利用制限がかかる場合が案内されています。
「手形を持っているから必ず入れる」と思わず、特に遠方から行く場合は事前確認をおすすめします。
③ 駐車場を使えない旅館もある
水明館をはじめ、湯めぐり手形利用者は駐車場を利用できない施設があります。
車で下呂温泉へ行く場合は、「温泉の利用時間」だけでなく駐車場所までセットで考えておくと安心です。
まとめ|湯めぐり手形は「3回使える人」ほど満足しやすい
下呂温泉の湯めぐり手形は、現在2,500円で加盟施設から3か所、購入から6か月間利用できます。
1回あたり約833円になるので、3か所きちんと回れる人には魅力的な仕組みです。
ただ、私たちは「半年あれば余裕」と思っていたのに、実際に使えたのは水明館と吉泉館竹翠亭の2回だけでした。
だから、これから購入する方には、3回使えるかではなく、3回使う予定があるかを一度考えてみてほしいです。
一方で、湯めぐり手形があったから入ってみようと思えた旅館があり、次の温泉を選ぶ楽しみがあり、手形そのものも旅の思い出として残りました。
私たちは3回使い切れませんでしたが、それも含めて楽しい下呂温泉の思い出です。
「せっかく下呂まで来たから、泊まってゆっくり温泉を楽しみたい」という方は、宿泊して時間を気にせず温泉を楽しむのもいいですね。

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